むっつり助平ギルド
むっつり助平をモットーに(?)世間的にはマイナーな自分的萌えジャンルに愛をそそぐヲタログ
※このブログは個人による趣味のための二次創作表現を含みますが、あらゆる原作・公式な団体とは関係ありません。全内容無断転載厳禁。※
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レボ11話と12話の間に
最近PCで家計簿を付け出したのですが、
「交通費」と打とうと思って指が勝手に「ゼルアメ」と打ちこんだのは単純に末期だと思いましたorz そんな妄想大爆発なSS。いつも通り思いつきで突っ走ってますあしからず。 「一路、セイルーンへ!」 「の、前にだな。」 光の剣が聖王都を指す。 白銀の魔獣を食い止めるため、闇深い森で一行が意を決したその時。 「へ?なによゼル」 いきなり隣に立つアメリアをすっぽりと自分のマントでかき抱いたゼルガディスに、思わず私は間抜けな声を出した。 キメラながらこの非常時にいちゃこく暇ないことくらい分かる冷静な男だ、よっぽどの問題でも残ってたっけ? 「おいリナ、お前ゆうべの内にアメリアの服繕っておけとあれほど言っただろう!?来週の30分もアメリアの服がこのまま全国の皆さんに放映されるなんて俺が許さんぞ!?」 白いマントに”このまま”な服はすっぽり覆われて見えないわけだが、思わず熱くなる目の前の岩男は腕の中の姫を強く抱きしめすぎて、 「やだゼルガディスさんどこ触ってるんですか!」 とかきゃーきゃー言われてるが(たぶん服の破れてる所無意識に触っちゃったりしたんだろーな、マントのしたで。アメリアの服は昨日の戦闘で生意気な下乳らへんが破れたのだ。)お構いなしで私に憤怒している。 ・・・前言撤回、冷静どころかただの色ボケな男だ。 多分今日一日、ってゆーか昨日からずっとアメリアの服があの状態で晒されていることにハラハラしてたんだろうなあ。暇な男だ。 「そ、そーいえばそんなこと言われてたっけぇ。いやぁ本人も気にしてないみたいだし忘れてたわぁっ♪」 私は口元をヒクヒクさせながら頭をかいて見せた。我ながらチャーミングな仕草だが、ゼルもつられて『なあんだそっかあ、いやー天才魔導士のお前もおっちょこちょいなことするよなっ』なーんてコロっと怒りを忘れてはくれなさそうだ。チッ。 ガウリイはどーぶつの本能なのか既に離れたところに非難して、ついでに騒ぐポコタを目隠ししてくれている。ふんとにあいつはどこまで計算でどっから天然なんだろう?ワイザーのおっちゃんは一目散にセイルーン目指して走ってっちゃったけど、あの人は奥様にしかキョーミがないからほっといても安全なこと、このクラゲはわかっててやってるのかな? しかし若奥様が範囲内ならそろそろ夫婦に見えてくる目の前のバカップルアメリアはボーダーライン??? 「おい、リナ聞いているのか ![]() あら。色ボケ魔剣士さん目が据わってきてますよ~・・・。 ふんだ、このリナちゃんが悪いんじゃないんだからねっ、ちゃんと忘れてなかったけど、アメリアが断ったんだぞ。あたしだってこのままだと絶世の美少女を差し置いてアメリアの胸ばっかに視聴者の目を奪われちゃうとちょびーっとくらいは危惧してたけど、ゆーべアメリアが何て言ったかなんてこの男には絶対教えてやんないもんねー。 「ちがうんですゼルガディスさん!リナさんは縫ってあげるって言ってくれたんですけど、私が断ったんです!」 「アメリア?お前どうして・・・そんなはしたない格好おれ以外の男に見せたらだなぁ!」 こいつらセイルーンに一刻を争う危機が迫ってるって忘れてるだろ・・・? 「だって!ゼルガディスさんだってお腹の所破けてるじゃないですか!なのに私だけリナさんに繕ってもらうなんて・・・」 だああっ、この超合金鈍感ムスメぇっ!あたしが折角ゼルを喜ばすまいと口をつぐんだ努力(?)が台無しじゃああっ! 「俺は男だからそんなのどうってことないんだ、お前が自分だけじゃ正義じゃないって言うなら俺の服もリナに」 「それもヤなんですっ・・・!私がお裁縫も全然出来ないのに言える資格ないんですけど、ゼルガディスさんの服、他の女の人が繕うっていうのは、いくらリナさんでも、自分勝手ですけど・・・私がいやで・・・」 「アメリア・・・」 かってにやってろバカップルぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!!!!!ぎゃああトリハダたってきたじゃんか!!!!!!!!!! 「なーなーぁ?」 いつのまにかガウリイがポコタを目隠ししたままあたしの隣に立っていた。 ポコタは必死にじたばたしてるが、まあ今回はガウリイの判断を誉めよう。 「じゃあリナがアメリアの服繕いながらアメリアにゼルの服の繕い方教えたらいいんじゃないか?」 「あっ、それなら大丈夫です!」 ぴょこん、とゼルのマントから飛び出そうになったぷにぷにの身体をゼルが顔を紫にしながら押さえこむ。 こんなことに一悶着していて、セイルーンについたら国ごとなくなってたらどうしよおかなあ・・・。 そんなこんなでガウリイはポコタを持ったまま見張りに立たせ(一応何が出るかわかんない森だしね?)、即席リナちゃんのお裁縫教室(そんな大層なもんでもないんだがなあ)を始めた。 灯りがないと流石に無理なので焚き火をおこしなおし、服を脱いだアメリアの上半身にはゼルのマントがぐるぐる巻かれている。(アメリアのマントでいーじゃん・・って心の中でツッコんだのは私だけらしい。) そしてゼルも上半身ハダカでマントもアメリアに貸しているので、まあ焚き火で暖を取る名目で同席が許された。焚き火よりぴったりくっついてるアメリアから暖をとってる気がしてならないけど。 私の手元のアメリアの服は着々と縫いあがっていく。 アメリアは私の手元を見ながら(見てるこっちが不安になってたまらない)危なっかしい手つきで着々と前衛芸術を組み立てていく・・・。 途中勢い良く針を動かしすぎて2回ほど隣のゼルの肌にぶっ刺していた。(勿論針のほうが折れたから刺したとは言わないけど) なのにゼルはアメリアの針運びには寛容すぎるほど寛容で、私の縫ってるアメリアの服はきれいに元通りになるのか云々、お前はシュートメか!?というねちっこさで訊いてくる。ゼフィーリアのリナちゃんの家事の腕ナメるなっつーの!失礼な!! 私がいい加減うんざりし切る頃、私の手がけたアメリアの服は繕ったあとが全くわからないくらいぴかぴかの出来、そしてアメリアの手がけたゼルの服は・・えーと・・・・どーしたら穴がひとまわり大きくなるのよおおおお!? 「すみませんゼルガディスさん・・・頑張ったんですけど・・・・」 アホ毛が垂れ下がるほどしゅんとしてるアメリアから受け取った服に実に気持ち良く袖を通したゼルが、ぽんとアメリアの頭を撫でる。 「俺はこれがいい。」 「ゼルガディスさん・・・!」 もお突っ込む気力もない・・・。一生やってろ。 「なあリナ?おれたちなーんか忘れてないか?」 「へ?なんだっけ?ご飯食べてなかった??」 長時間ガウリイに拘束されつづけ(すぎて存在を忘れられて)たポコタが業を煮やしてガウリイの腕を逃れて私の頭にのっかった。 「やいおまえら!いい加減セイルーンに急がないと、ザナッファーが!!!」 「「「「ああ!」」」」 こんな感じでシルフィールのいた砦が攻撃されるのに間に合わなかったんだとしたら・・・・とか妄想してすみません。 ポコタはアメリアの服がいつのまにか直ってるのに気付いてちょっとガッカリするといいよwww 姫は岩のものなのです。 PR
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