むっつり助平ギルド
むっつり助平をモットーに(?)世間的にはマイナーな自分的萌えジャンルに愛をそそぐヲタログ
※このブログは個人による趣味のための二次創作表現を含みますが、あらゆる原作・公式な団体とは関係ありません。全内容無断転載厳禁。※
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七海さん夢小説
ふと浮かんだので。
MOONはとにかく七海さんが好きです。妄想を文にしただけみたいなものです。後悔はしていません。 ・夢小説ですが名前変換はありません。 ・貴女は「DDCでドクタードクロのように、探偵ではなく専門職で勤務している七海さんの同僚で、衣裳部勤務の女性」です。 年齢設定は特にありませんが、七海さんと同い年程度で、極秘裏に七海探偵の彼女です(だって探偵さんは大切な人を作っちゃまずいからさ)。 Have you read above? *アイラッシュ* 七海さんはまた衣裳部のアトリエに遊びにきている。 衣裳部、なんて言ってもここは天下の団探偵社、徹底した秘密主義で少数精鋭の人材でやりくりしている・・・というか、衣裳部員は片手の手で充分すぎるほどしか居なくて。 だから私みたいな若い社員でも、附属探偵学園の学園長なんかやっちゃうわが社のスーパーエリート(ただしチンピラ上がり)七海光太郎の変装用衣裳だって担当できる。 学園長代理の頃よりは彼が仕事で変装することは少なくなったが、変装はまあ彼の趣味みたいなもので、公私混同じゃね?とは誰も突っ込まないまま、サボテンの被り物のバージョンアップだのなんだのを先輩から下っ端の私に丸投げされるわけ。 先輩方が他の仕事で立て込んでる時なんかは、ホントに七海さんの身体の各部位を細かく測定して女装用ボディスーツだって作ったりするんだけど。(あんまり衣裳部の範疇を出るものは、ドクタードクロと共同で。) で、ミシンやカツラ台、メイク道具なんかでごった返して決して広くない衣裳部アトリエには今、私と七海さんの二人だけ。 と言っても、七海さんは特に仕事をしているわけじゃない。 「七海さん、学園長って結構ヒマなんですか?」 私はAクラスから返却された変装用スーツにスチームを掛けながら聞いてみた、勿論イヤミ半分で。 「ん~?いや、案外忙しいよ?細ごました処理が結構多かったりするし、現場に立ってた方が楽しいっちゃ楽しいかなあ。」 「じゃなくて。こんな所で遊んでていいんですか?」 私は七海さんに三杯目のコーヒーを注いだ。 「だって、机に座ってばっかじゃ肩こっちゃうんだもん。面会する人とも難しい顔ばっかしてなきゃなんないし、だから彼女の顔でも見て心の栄養補給なの♪」 「な、七海さん不用意っ!誰にも内緒って言ったの七海さんでしょ!」 「だって今誰もいないじゃん?てか衣裳部こそ暇なの?」 時々天然に殺し文句を挟んでくるこの男・・・いや、見かけによらず頭は切れるから、実は全部計算だったり?う~ん・・・。 「先輩達は有り物のチェックに倉庫です。なんか古いものだから私じゃわかんないらしくて。まあ誰かさんの女装が減ったおかげで、難しい仕事は減ってるかな。七海さんと同じく細ごましたことのほうが多くて。」 スチーマーのコードを抜いた拍子に、何かが机から落ちた。 衣裳部に片付け上手な人間はちょっと居ないため、いつもどこかに何かしら転がっているアトリエ。 「なんか落ちた?あ、つけまつげじゃん。」 手の平サイズのプラスチックケースに入った、目尻が濃い目のつけまつげ。 「先輩がくれたんです、女装用の在庫だったんだけど当分使いそうにないから、プライベートで使えば、って。」 「あー、メイク道具も有り余ってるもんねえ。まあ主な女装担当の仕事がイキナリ減っちゃったから、それは俺のせいでもあるか。」 「早く七海さん二号育成してもらえると、こっちもやり甲斐出るんですけどね。天草くんなんかなかなかの出来だったでしょ?」 「ナニソレ、ちょっとジェラシー。」 「え?」 ソッポを向いた白いスーツが妙に可愛くて、思わず吹き出してしまった。 「やだ、私はただ、大きい仕事が出来るっていう意味で、七海さんの代わりになってくれる人なんていないわよ?」 笑いながら言ってみるが、ご機嫌は直らないらしい。 いつもおちゃらけたキャラクターだけど、二人っきりの時は時々本当に子供みたいになる。 学園の生徒が見たら、どう思うのかしら? 「わたし・・・つけまつげって好きなんだ。」 「つけまつげが?」 話題転換は成功したみたい。彼の不思議そうな目が、私の手元と私の顔を交互に見た。 「なんか可愛くて。」 「そう?俺はそれ単体だと、ちょっぴりグロテスクな気がするんだけど・・いや、巧く言えないんだけどさ。」 「そうかな?まあ私も巧く言えないんだけど・・・ホラ、ケースに入ったままのつけまつげって、目を閉じて眠ってるみたいに見えるじゃない?お人形みたいっていうか。」 「女の子って色んな物にカワイイって言うよなあ。」 「あ、七海さんってもしかして、グロテスクだからつけまつげ着けないの?」 「女装の時?いや・・・あんまり必要ないかなって。着けないから余計グロテスクって印象なのかな?」 「ああ、そっか。七海さんって男の人なのにまつげ長いもんね。いいなあ羨ましい・・・」 ついつい近寄って、顔を覗きこんだのがウカツだった。 次の瞬間、私の顎は七海さんの大きな手によって捕えられ、触れるだけのキスをされた。 「七海さんっ!?」 逃げ腰の私を七海さんの腕が力強く引き寄せて、今度はしっかりとコーヒーの味がする、キス。 息が苦しくなった頃、漸く私は開放された。 「信じらんない、勤務中だよ!?」 と言いながら、うん、顔も真っ赤で若干裏返った非難の声には、我ながら説得力がない。 「勤務に必要な栄養補給♪」 ぺろり、と舌を出していたずらっこのように上目遣いされると、もうダメ。 可愛いよこの人。勝てない。 「あ!」 「え?」 私は突然頭の中で霧が晴れたみたいに答えが出た。 「ねえ七海さん。私やっぱりつけまつげって好きだなあ。」 「何、急に?」 「だって、キスしてる時の七海さんの目みたいなんだもんv」 「君ねえ・・・」 今度は七海さんが赤くなる番。 『男の人を可愛いと思ったらね、それはもう恋よ。』 誰かが言っていた言葉を思い出す。 こんなに可愛くてかっこいい人、絶対他のどこにもいない。 ガチャッ! 「お待たせ~倉庫の中空調効いてなくってさ、もう汗だく!・・ってあら?七海学園長。」 「お疲れ様、衣裳部長。ちょっと後輩クンにサボテンのことで相談にね。でももう済んだから、そろそろ学園長室に戻ります。」 「じゃあ七海さん、サボテンの試作品、数日中にはお見せできると思いますので。」 「うん、頼んだよ。じゃあお邪魔様~。」 「先輩、お疲れ様です。冷たい麦茶でいいですか?」 「おねがぁーい。あと倉庫の前に台車もってってくんない?まだ衣裳ケースでどかっと残ってるからさ。」 「はい、今行ってきます。」 私の恋人は探偵さん。 弱点をもつことを許されない探偵さん。 人目のあるところでは、決してキスなんて出来ない間柄。 だから私は、ポケットの中のプラスチックのケースに、彼を想ってそっと口づけた。 ●●● つけまつげって可愛くないですか? 今日ライヴで汗かくからと思ってマスカラじゃひどいことになるだろうとつけまつげで行きました。が、汗をタオルで拭いたりしてたら(ライヴは戦場だからさ!)やっぱり取れましたorz 七海さんは睫毛長そうな気がします。 特殊マスクって目は穴が開いてるわけですが、まつげまでは出すんでしょうかね?まゆげはマスクの上ですよね?う~ん、変装したことがないのでわかりませんねえ。 主人公さんは普段ボロが出ないように二人っきりの時でも敬語まじりです。 でも焦ると地が出ます。 ちなみに衣裳部設定も萌えですがDDS先生と生徒・禁断の恋も美味しいなあと思っております。じゅるり。 PR
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